✅ 1. 適切なサポート設計(スライサー設定)

  • 細め・浅いタッチポイントを狙いましょう。接触径を小さくし、圧力・跡を減らします。
  • 木構造(ツリー)やライン構造は残痕が少なく、除去しやすいです。 “サポートを細い径に設定すれば、ヒートガンで温めて簡単に剥がせるよ。”―redditよりreddit.com+1youtube.com+1
  • サポートとモデルの間に微小なギャップ(Z‑Distance)を設定
  • モデルの向きを工夫し、サポート数自体を削減。また跡が目立ちにくい部分に配置en.wikipedia.org+8store.anycubic.com+8reddit.com+8

🔨 2. 除去前の加熱・柔軟化処理

  • **ぬるま湯に浸す(数分)**ことで、レジンが若干柔らかくなり取りやすくなりますreddit.com+3cobramode.com+3youtube.com+3
  • ヘアドライヤーやヒートガンの低温使用も有効: “髪用ドライヤー使ってる。大きいパーツは効果的だよ。”

🛠️ 3. 除去タイミングとツール選び


🌟 4. 表面仕上げ術

  • 除去後は800~1200番程度の細かい紙やすりで均す。
  • 必要に応じてホット水・アルコール洗浄などで表面を整え、最終硬化後はポリッシャーや研磨剤で仕上げ。

📊 フローまとめ

  1. スライス設定:細タッチポイント + ライン/ツリー構造 + Z‑Distance確保 + モデル向き見直し
  2. 出力後プロセス:IPA洗浄 → ぬるま湯/低温ドライヤーで軽く処理
  3. 除去:未硬化気味の状態で慎重に除去(ニッパーやノミなどを使用)
  4. 研磨&最終硬化 → 細かいやすりで磨き、UV硬化、必要なら研磨仕上げ

🔍 なぜこれが有効か?

  • 接触面を小さく / 柔らかい状態で処理する ⇒ 剥がしやすく、跡が残りにくい
  • 加熱やぬるま湯での下処理 ⇒ レジンの粘性が下がり、剥離がスムーズに
  • 後硬化前に剥がす ⇒ 乾燥硬化後より柔軟で、モデルへのストレスが少ない

🎯 まとめ

この方法を忠実に実践すれば:

  • 除去時間の短縮
  • サポート痕や破損リスクの大幅抑制
  • 仕上がりの美観を最大化

が狙えます。


✅ プリンタ:Elegoo Saturn 3 Ultra(12K)

  • 解像度:11520×5120px(12K)
  • レイヤーサイズ:0.03〜0.05mmが最適
  • ACFリリースフィルム対応 → 高速・薄層印刷に強い

🧪 使用レジン:鬼タフレジン(SK本舗)

  • 特徴:柔軟性・耐衝撃・高粘度
  • 注意点:露光不足やZ軸剥離、オーバーキュアでの割れに注意

🖨️ Chitubox Basic 推奨設定(v1.9〜2.x 対応)

◾ 印刷パラメータ

項目推奨設定値
レイヤー高さ0.05mm(仕上がり・速度のバランス)
こだわる場合→0.03mm
初期レイヤー数6層
初期レイヤー露光時間40秒
通常レイヤー露光時間3.5秒(0.05mm時)
※3.8~4.0sは“厚め”、割れに注意
オフディレイ(ライトオフ)0.5秒
リフト距離6mm
リフト速度上昇:80mm/min、下降:150mm/min
戻り速度(Retract)100mm/min

🧷 サポート設定(サポート跡を最小に)

◾ 一般設定(鬼タフ専用)

項目
形状樹枝(ツリー構造)推奨(枝が柔らかく、取りやすい)
接触直径(tip)0.3~0.4mm(小さくて跡が目立ちにくい)
シャフト直径0.8mm(強度確保しつつ折りやすい)
接触深さ0.15mm
Zディスタンス0.2mm(やや浮かせると除去しやすい)
密度65%前後(多すぎると跡が増える)

🔥 その他Tips

  • 配置角度:45~60度の傾斜で底面積を抑え、サポート面も小さく
  • 除去タイミング:IPA洗浄後すぐ(完全硬化前)が一番取りやすい
  • 仕上げ:800〜1200番の耐水ペーパーでやさしく均すと、跡がほぼ消える

💡 カスタムプロファイル化をおすすめ

設定済みプロファイルを「プリンタ+レジン名」で保存しておけば、毎回入力不要になります。
例:Saturn3Ultra_鬼タフ0.05mm_fastRemoval.ctbprof


✅ 最終まとめ

目的設定ポイント
サポート痕最小接触径0.3mm / Z距離0.2mm / 枝構造
高精度仕上げ0.05mmレイヤー / 露光3.5s / 丁寧な研磨
除去しやすさ洗浄後すぐ除去 / ドライヤー併用も可

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