Macを手放した数日後、AIに『Macを買ってください』と言われた話

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AIって、すごいスピードで進化してますよね。

「また新しいの出たの?」「もうそれも自動でできるの!?」
そんな驚きが、ほぼ毎週、いや下手すれば毎日のように更新されていく――
それが今の生成AI界隈。

私もそんなAIの進化にワクワクして、ChatGPTやClaude、Perplexity、Cursorなど、気になるものは片っ端から試してる“ライトAIマニア”のひとりです。

そんな私が先日書いたのが、
「WindowsからMacに乗り換えようとして失敗し、結局手放した話」

「やっぱり慣れたWindowsが最高!」なんて思いながら、
Mac miniとMacBookをヤフオクで売った直後の出来事でした。

――まさか、数日後にAIから「Macを買ってください」
と言われるとは思ってもいませんでした。

今回は、そんなちょっと切なくて、ちょっと笑える??、
でも確実に“今っぽい”体験をシェアします。

【第1章】AIツールが次々と進化する時代、非エンジニアでも挑戦したくなる🔥

ChatGPT Image 2025年7月4日 14_41_52.png
最近、「Gemini CLI」や「Cloud Code」、「Cursor」などの名前を
SNSやブログでよく見かけるようになりました。

これらは、ChatGPTやPerplexityのような“会話型のAI”とは違い、
主にアプリ開発やプログラミング支援に特化したツールです。

自然な言葉で指示を出すと、
実際に使えるコードやアプリの雛形を作ってくれるのが特徴です。

昔はこういったツールというと、
名称未設定のデザイン (7).png「黒い画面(コマンドを入力する画面)で動かすもの=エンジニアのもの」

という印象が強かったのですが、最近はもっとカジュアルに、
非エンジニアでも触れるような工夫がされています。

私自身、コードを書いた経験はほとんどありません。
エクセルや簡単なスプレッドシート関数なら使ってきましたが、
いわゆる“プログラマー”ではありません。

それでも、日々進化していくAIツールの数々を見ていると、
「もしかして、非エンジニアの自分でも何か作れるんじゃないか?」
という気持ちが湧いてくるのです。

実際、私が以前少しだけ触ったことがあるのは、
Googleのノーコードツールでした。

確かAppSheetというサービスで、業務改善のために社内のちょっとした
システムを作ってみたのですが、正直とても大変でした。

何をどう設定すればいいのか分からず、サポート担当者に何度も相談して、ようやく形にできたという苦い記憶があります。

そのときは「やっぱりこういうのは技術職の人がやることだな」と思い、
以降、開発系のことは避けていました。

ところが、最近のAIブームの中で「Cursor」という
AI開発ツールに出会いました。

これはプログラミング用の画面(エディタ)に生成AIが組み込まれていて、
「こんなアプリ作りたい」と自然言語で話しかけるだけで、
AIがコードをどんどん書いてくれるというものです。

試しに、

「iPhoneでリマインダー通知を送るアプリって作れる?」

と聞いてみたところ、

「はい、できますよ」

と即答され、必要なコードがずらりと生成されていきました。

スクリーンショット 2025-07-04 143501.jpg

まるでプロのエンジニアのプログラミングを生で見ているような体験に、
私は驚きと興奮を覚えました。

「これは、もしかして本当に自分にもできるかもしれない」
そう思った私は、そのままCursorの指示に従ってアプリの開発を
進めていくことになります。

…ただし、その先には思いもよらぬ“ある壁”が待っていたのですが――
このときの、まだそれに気づいていませんでした。

【第2章】ノーコードでは苦労の連続だったけれど、Cursorはまるで別物だった

ChatGPT Image 2025年7月4日 14_43_38.png先にも書きましたが、私は数年前、業務効率化の一環として、
Googleのノーコードツール「AppSheet」を使って、
社内向けの簡単なアプリを作ったことがあります。

といっても、正確には「作った」というよりも、
「どうにか形にした」が正しい表現かもしれません。

当時の私は、「ノーコード」という言葉に安心していたのですが、
いざ始めてみると分からないことだらけでした。

トリガー?アクション?条件分岐?外部データの連携…

どれも専門的な言葉に感じられて、何度も社内の講師に連絡しては、
「ここをこう変えたらどうなりますか?」と相談していました。

結果的には、なんとか目的の業務フローを自動化する仕組みを作ることが
できましたが、かなりの時間と労力を費やしました。

そんな経験があったので、「アプリ開発」や「システム構築」
という言葉には、どこか苦手意識が残っていました。

しかし、Cursorに出会ってそのイメージは一変しました。

Cursorは、プログラムコードを一切知らない私でも、
「やりたいこと」を自然な言葉で伝えるだけで、それを理解し、
必要なコードを提案してくれます。

しかも、ただコードを出すだけではなく、
「このコードはこういう意味ですよ」と丁寧に解説もしてくれるのです。

試しに、

「iPhoneで通知が届くようなアプリを作りたい」

と伝えてみたところ、Cursorは

「それならReact NativeとExpogoを使いましょう」

と提案してきました。

内心「なんじゃそれ」と思いましたが笑

言われるがままに

「じゃあお願いします」
「はい」

と答えていくだけで、
本当にiPhone上でそれっぽいアプリが起動するようになったのです。

S__12771372_0.jpg…まるでプロのエンジニアと一緒に開発しているような体験に、
私はすっかり感動していました。

💡ちなみに、Cursorは「開発しない人」にもおすすめです

今回私はアプリを作る目的でCursorを使いましたが、 実はこのツール、
プログラミングをしない人でも、日常的に使える便利さがあるんです。

たとえば、ChatGPTのように
「Excelで集計する式を教えて」とか
「この文章をやさしく書き直して」といった質問ができますし、
メール文のテンプレートや、提案書の構成を考えてもらうこともできます。

さらに、やり取りしたチャットをそのまま保存したり、
ブログ記事や原稿にまとめたりすることもできるので、
“調べる・考える・書く”をひとまとめにできるAIツールとしても、
十分活躍してくれます。

そんなふうに、どんどんCursorとのやり取りにハマっていった私ですが、
次のステップで思いもよらぬ“ある壁”にぶつかることになります──。

【第3章】アプリは動いた。でも通知が来ない。「Xcode」という見えない壁

ChatGPT Image 2025年7月4日 15_01_11.png

Cursorと一緒に作ったアプリは、びっくりするほどスムーズに動きました。

スマホの画面に自分が作ったアプリが表示される──

この体験は、すごく感動しました。

「本当にAIってすごいな…」
「自分にもアプリが作れるなんて…」
そんな気持ちで、少し誇らしくなっていました。

今回私が作ろうとしていたのは、
ある時間になったらスマホに通知が届くリマインダーのようなアプリです。
たとえば
「明日の10時に買い物のリマインドを出してね」
といったことができるようにしたかったのですが…

通知が、届かない。

いくら待っても、アプリは立ち上がっているのに、
時間になっても何も起きないんです。

「あれ?設定ミスかな?」と思って、もう一度Cursorに相談してみました。

すると返ってきた答えは、こうでした。

「この機能をスマホでちゃんと動かすには、
“Xcode(エックスコード)”というソフトが必要です。」

…え、Xcode?
それって何?

調べてみると、どうやらApple(iPhoneの会社)が提供している、
アプリを本格的に作るためのソフトだそうです。

しかもそれは、Macでしか使えないとのこと。

つまり、

「iPhoneで通知が届くようにするには、Macが必要ですよ」

ということらしいのです。。。

ここで私は、静かに崩れ落ちました。

というのも──
数日前にMac miniをヤフオクで売ったばかりだったからです。

私は一度、WindowsからMacに挑戦してみたものの、
どうしても慣れずに「これは無理だな」と判断して手放しました。

「やっぱり自分にはWindowsが合ってるな」と思っていた矢先に、
AIから「Macが必要です」と言われるこの展開…。


いやMacいるんかいー!!!

という、コントのような展開になってしまいました。。。

この出来事で私は、

「AIの力を借りれば、アプリはある程度まで簡単に作れる」という希望と、

「iPhoneで本格的に動かすにはAppleのルール(=MacやXcode)がある」

という現実の両方を知ることになりました。

それでも、できるところまで自分で進められたという体験は、
間違いなく大きな一歩だったと思います。

【第4章】Macがなくても、ここまでできた。それだけでもすごいことだった!

ChatGPT Image 2025年7月4日 15_02_55.pngCursorと一緒に作ったアプリは、自分にとって本当に大きな一歩でした。

プログラムなんて全然分からない。
コマンド?npm?Expogo?…初めて聞く言葉ばかり。

それでも、言われるがまま進めていくだけで、
本当にスマホでアプリが動いたんです。

通知機能こそ動かせませんでしたが、
「iPhoneでアプリを立ち上げて使える」なんて、
昔の自分からは想像もできない体験でした。

Macがないと、通知のような一部の機能は動かせない──
それが分かったときは、正直がっかりもしました。

でも、そのとき思ったんです。

以前の自分だったら、
「アプリ開発なんて、自分には絶対ムリ」って思っていました。

ノーコードツールですら苦戦して、
やっとの思いで業務システムを作ったのはたった数年前です。

でも今回は、AIに相談しながら、
言われるがままに一歩ずつ進めていくだけで、
気がつけば“自分の手でアプリを作っていた”んです。

もちろん、今回の挑戦は完璧ではありませんでした。

通知が届かない。
Xcodeが必要。

Macをまた買い直す…?それはちょっとハードルが高いので、
稼げや祭りで稼げてからにします(笑)

だけど、そうやって試行錯誤したことで、
「生成AIと一緒に開発を進める面白さ」や
「iOSアプリにはAppleの独自ルールがある」という大事な前提を、
体感として知ることができました。

つまり今回の出来事は、
「できなかったこと」よりも
「できたこと」のほうが、ずっと大きかったと感じています。

【第5章】非エンジニアでも、生成AIと一緒なら“できること”は想像以上に広がる

ChatGPT Image 2025年7月4日 15_04_47.png
今回の体験を通じて、私ははっきりと実感しました。

たとえプログラミングの知識がゼロでも、
生成AIの力を借りれば、自分のアイデアをカタチにするところまで行ける
ということです。

確かに、
最後の仕上げのところでは「Macが必要」という壁にぶつかりました。

でも、そこにたどり着くまでの過程だけでも、
ものすごく貴重で、楽しい経験でした。

思えば、昔は「アプリを作る」なんて言葉だけでハードルが高くて、
「一部の専門家がやるもの」だと思い込んでいました。

けれど今は、
“やりたいこと”をAIに聞いてみるだけで、開発が始まる時代です。

実際に私は、

・「リマインダーアプリを作りたい」と言ったらコードを書いてくれた

・「環境構築って何?」と言えば、インストールコマンドまで教えてくれた

・エラーが出たらスクショを貼れば、原因を調べて修正してくれた

…というように、
まるで優秀な家庭教師が横にいてくれるかのような感覚でした。

もちろん、全部がスムーズにいくわけではありません。
AIにも限界がありますし、予想外の落とし穴もあります。

でも、何より大切なのは、
「自分にもできそう」と思える第一歩を踏み出せるかどうか
なんじゃないかと思います。

私は今回、その一歩を踏み出したことで、
「アプリって、自分でも作れるんだ」という
新しい視点を持つことができました。

次はまたMacを手に入れて、
通知機能の実装にも再チャレンジするかもしれません。

でもそれは、もはや「義務」ではなく「ワクワクする挑戦」です。

「AIと一緒なら、きっと何とかなる」

そんな前向きな気持ちを持てたことが、
今回の一番の収穫だったように思います。

次回は、CursorやGemini CLIの使い方、
そして「非エンジニア向け開発の第一歩」に関する
ノウハウも記事にしていきたいと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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