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こんにちは、まーです!
2000人記念コメント返し、いよいよ最終回の第3回です。
第1回は素材の話、第2回はBambu Studioの設定をお話ししました。今日は設備とメンテナンスに関する質問にお答えして、そのあとAI画像の話に正面から向き合い、最後にこのチャンネルを支えてくださっている皆さんへの感謝をお伝えします。
今日の4パート
今日は4つのパートです。
①防振対策について。
②メンテナンス。ここでWD-40に関する重大な訂正をします。
③AI画像について思っていること。
④常連視聴者の皆さんへの感謝とチャンネルのこれから。
パート1:防振対策
コンクリートブロックの正体
以前の動画で「コンクリートブロックの上に防振ゴムを敷いてプリンターを載せている」とお話ししたところ、同じ質問が3件来ました。
@BooBooBoo9361さんから「コンクリートブロックは充填率の低いタイプですか、それとも庭に敷くような充填率100%の物ですか。ゴムシートは全面に敷きましたか、それとも小さいサイズの物を四隅に敷きましたか」
@tc5380さんから「コンクリートブロックはコンクリート平板の事ですかね?30×30×6cm?」
@ちゅん-i6nさんからも同じ質問をいただきました。
同じ質問が3件来ているということは、説明が足りなかったですね。
具体的な構成
僕が使っているのは、ホームセンターで売っているコンクリート平板です。寸法はだいたい30cm角で、厚さは6cmくらい。中が詰まっている100%充填のタイプです。
その上に防振ゴムシートを敷いて、プリンターを載せています。ゴムシートはプリンターの足の下に当たるように配置しています。
こちらが実際の構成です。

防振の基本は「重いものの上にゴムを挟む」です。コンクリートの重さが振動の伝達を減衰させて、ゴムが残りの振動を吸収する。
@megumi7000さんから「実際の映像と音で対策の効果を見たかった」というリクエストもいただきました。次回以降の動画で、ビフォーアフターの比較もやってみたいと思います。
パート2:メンテナンス ─ WD-40の重大な訂正
前言撤回します
ここで重大な訂正をさせてください。
以前の動画で、僕は「WD-40をメンテナンスに使うのは間違いです」と断言しました。
@rangefullさんから「Bambu Lab WikiでWD-40 Multi-Use Product推奨されてた」と指摘を受けて、改めて公式Wikiを隅々まで確認しました。
結論から言います。僕の認識不足でした。完全に訂正してお詫びします。
@sennryou9967さんが「WD-40を使ってる方が多いみたいですけど、間違いなんですね」と信じてくださっていたのも申し訳ない。正確な情報をお伝えします。
WD-40が避けられていた理由
なぜ僕が間違えたのか、少し技術的な背景をお話しします。
一般的な3Dプリンターの文脈では、WD-40は常用の潤滑剤として避けるべきという考え方が根強くありました。
理由は化学的な特性にあります。WD-40 Multi-Use Productは元々、防錆と水置換を目的に開発された製品です。粘度が非常に低く、浸透力が強い。
この浸透力が懸念されていて、既存の潤滑グリスを洗い流してしまったり、用途違いでトラブルにつながる可能性があるとされていた。
だから「WD-40はプリンターには使わないほうがいい」という考え方が広まっていたんです。そして僕もそれを信じて発信してしまった。
Bambu LabがWD-40を案内している背景
ではなぜBambu Labは自社のA1シリーズで、避けられがちだったWD-40を公式に案内しているのか。
背景として考えられるのは、A1シリーズのY軸ガイドレールの設計です。
露出したレールに粘着性の高いグリスを塗ると、ホコリやペットの毛、造形中のプラスチック破片を吸着してベアリング内部に侵入し、動作不良を引き起こすリスクがあります。
そのため、Y軸レールにはホコリを吸着しない極めて薄い油膜を作る軽量オイルが向いていると考えられます。
実際に、Bambu LabはA1系の潤滑ガイドでWD-40 Multi-Use Productを明示的に案内しています。
公式Wikiには「正規品のWD-40 Multi-Use Productを購入してください。当社は他の種類の潤滑油をテストしておらず、安全性を保証できません」と明記されています。
WD-40の正しい使い方
大事なポイントをまとめます。
まず、公式が推奨しているのは青と黄色の缶の「WD-40 Multi-Use Product」のオリジナルだけです。
WD-40 Specialistシリーズ(シリコンスプレーやPTFEルブなど)は、Bambu Labでテストされていないため非推奨。ここ、間違えやすいので注意してください。
そして使い方。レールに向けて直接スプレーしてはいけません。噴射圧で油が飛び散ってプレートに付くと定着不良の原因になります。
正しくは、毛羽立ちのない布にWD-40を染み込ませて、Y軸ガイドレールの金属シャフト表面を優しく拭う。そのあとヒートベッドを前後に何度かスライドさせて油膜を馴染ませる。
A1系では、Bambu公式がWD-40 Multi-Use Productを案内しています。ただし、部位や機種によって純正オイルや推奨グリスの指定もあるので、最終的にはお使いの機種の公式Wiki手順に従ってください。Z軸のリードスクリューについては、公式Wikiでグリスが推奨されています。
オイル塗布の正しい場所
@hiromisakaiさんから「オイルを塗る場所は全然違いますね。上面に塗っても意味ないかと。」
全くその通りです。
オイルは摩擦が起きている「内部の金属シャフトの曲面」に直接塗らなければ意味がありません。外側のプラスチックカバーをいくら濡らしても効果はない。
そして@yutakakashiwase3393さんが経験された「グリスがプレートについてしまった」件。
これは過給油、つまりグリスの塗りすぎが原因です。Z軸リードスクリューに過剰なグリスを塗ると、上下運動の過程で余分なグリスが押し出されて飛散する。これがプレートに付くと、その部分の定着力がガタ落ちします。
だから公式の手順書には「メンテの際は必ずプレートを外してから行うこと」と厳格に書かれています。
おすすめのオイルとグリス
@冷奴-c3nさんから「オイルのおすすめとかありますか?」
公式の回答としては、
X軸・Y軸のレールには、まず同梱されている純正の潤滑油。なくなったらWD-40 Multi-Use Product。
Z軸のリードスクリューには、Bambu Lab公式Wikiで「Super Lube 92003 Silicone Lubricating Grease with PTFE」や「Lucas Oil 10533 White Lithium Grease」が名指しで推奨されています。
@yukimichi2116さんから「公式メンテナンスwikiのURLを貼っておいたほうがいい」というアドバイスもいただきました。おっしゃる通りです。概要欄に公式Wikiのリンクをまとめて貼っておきますので、ぜひ一次情報を確認してください。
プレートの清掃方法
@kurata19zeさんから「ヒートベッドにフィラメントのかけらが付着して、ナイフで掘り出すと傷が広がるのでは」
この懸念は正解です。金属のナイフやスクレーパーでガリガリ削るのは、PEIコーティングの剥離やマグネットシートの損傷を招くので避けてください。
おすすめの方法は3つ。
1つ目、完全に冷やす。プラスチックと金属は熱収縮率が違うので、室温まで冷えれば自然にポロッと取れることがほとんどです。
2つ目、プラスチック製スクレーパーを使う。PLAやPETGで刷ったスクレーパーなら、PEIより硬度が低いので傷つけません。
3つ目、それでも取れない場合は、隙間にIPA(アルコール)を数滴垂らして浸透させるという方法もあります。ただしこれは公式推奨の手順ではなく、あくまでユーザー間で共有されているテクニックです。試す場合は自己責任でお願いします。
それから、プレート自体の定着力が落ちたときの清掃ですが、実はアルコールよりも台所の中性洗剤でゴシゴシ水洗いするほうが効果的です。
公式ドキュメントでも、テクスチャPEIプレートにはIPAではなく温水と中性洗剤を推奨しています。IPAだとテクスチャの谷底に油分を塗り広げてしまうだけになりやすいんです。
パート3:AI画像について
正面から向き合います
このテーマ、正面から向き合わなければいけないと思っていました。
@スキップ1220さんから「全部がAI画像だとエアプ感が拭えない」
@SinFPVさんから「全部がAIっぽいので、机上の空論感が否めないです。作例や実際のお写真などがあるともっと伸びると思います」
率直なご意見、ありがたいです。
AI画像を使っている理由
AI画像を使っている理由を正直にお話しします。
このチャンネルは僕一人で運営しています。台本を書いて、調べて、収録して、編集して、サムネイルを作って、投稿する。この全工程を一人でやっている中で、さらに毎回の動画に合わせた写真撮影やイラスト制作まで手が回らないのが現状です。
AI画像を使うことで、説明のイメージを視覚的に伝えやすくなるメリットはある。@necros260さんや@ぱぴーぱぴー-y1nさんのように「イラストが可愛くてキャッチー」「見やすくてわかりやすい」と言ってくださる方もいます。
でも「実機の写真がない」「実際に触った感がない」というご指摘はもっともです。
@puzitachoさんの「右手がふたつあるのは御愛嬌」、これはまさにAIの限界ですよね。
これからの方針
批判は真摯に受け止めています。
これからの方針として、実写コンテンツを増やしていきます。Bambu Studioの画面キャプチャはもちろん、実際の造形物の写真、印刷中の様子、メンテナンスの手元映像。
前回のEP2で「画面を見せながら」という形式に挑戦したのも、このフィードバックがきっかけです。
今回の動画でも、防振対策パートで実際のコンクリート平板と防振ゴムの構成写真を使いました。こういった実物の写真を、今後も積極的に取り入れていきます。
ただ、AI画像を完全にゼロにするかというと、正直すぐには難しい。一人運営の現実として、時間と品質のバランスを取りながら、少しずつ実写の割合を増やしていく方針です。
@dogschool-endohさんの「動画内のイラストはご自身で描いているのですか?」という質問にも答えておくと、AI画像生成ツールを使っています。手描きではありません。
パート4:感謝&チャンネルのこれから
スーパーコメンテーターの皆さん
150件以上のコメントを全部読ませていただいて、何度もお名前を見かける方がいました。
@yutakakashiwase3393さん。ラジコン飛行機の部品を3Dプリンターで作っておられて、毎回深い技術的考察をコメントしてくださいます。材料力学の話や、ゼロ戦の風防を作りたいという話、フィラメントの駆動と押し出し速度の関係に対する考察など、僕自身がすごく勉強になっています。
@森田茂さん。毎回「とても参考になりました」と丁寧に感想をくださり、さらに「こういう情報があると助かります」という具体的な改善提案もしてくださる。動画の方向性を決めるうえで、本当に助かっています。
さらなる感謝
@lonesom5yoさん。Ender 3からCobra、そしてBambu Lab A1への遍歴を詳しく共有してくださったり、Ender 3を解体してアルミパーツをアンプの放熱板に再利用されたという話、ものづくりの精神を感じます。
@takeshi1119さん。2022年の初期の頃からずっと見てくださっている古参の視聴者です。ベルマーク登録もありがとうございます。
他にも、@FlowLog2さんの「チャンネル登録2000人おめでとうございます」、@45plain60さんの「3Dプリンター購入0ヶ月でこのサイトに出会えたのはラッキーです」、@ゆうらる3DプリンタOEMさんの1000人時のお祝いコメント。
すべて読んでいます。本当にありがとうございます。
チャンネルのこれから
このチャンネルは、僕一人が一方的に知識を語る場所ではありません。
コメント欄に集まってくださる皆さんの知識、実体験、最新情報が集まることで、一つの「生きたマニュアル」として機能しています。
今回のWD-40の件もそうでした。僕が間違ったことを言った時に、放置せずにすぐ正確な情報を教えてくれる皆さんの存在が、このチャンネルの最大の財産です。
これからも、カタログスペックだけでなく、実際に手を動かして検証したリアルな情報を発信していきます。時には間違えることもあるかもしれませんが、エラーも隠さず全てオープンにして、皆さんと一緒にアップデートしていきたい。
2000人の次は5000人。一緒に成長していきましょう。
エンディング
3回にわたるコメント返しシリーズ、お付き合いいただきありがとうございました。
150件以上のコメント、すべてが僕にとっての宝物です。
これからもコメント欄でお待ちしています。
では、また次回。
このチャンネルでは、Bambu LabのA1 miniなどの3Dプリンターを中心とした技術などを毎日更新でお伝えしてます、ではまた次回、お会いしましょう、まーでした。
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