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「昨日の夜、何の音だったの?」から始まった僕の防振・防音チャレンジ
みなさん、夜中に3Dプリンター動かしてて、家族に怒られたことありません?

僕ね、この前やっちゃったんですよ。深夜2時にBambu Labがガンガン動いてて、翌朝リビングで「昨日の夜、何の音だったの?洗濯機が暴れてるみたいだったよ」って言われまして。

これ、3Dプリンター持ってる人なら、みんな一度は経験してるんじゃないかなって思うんですよね。特にBambu LabのA1 miniやP1Sみたいな高速プリンター使ってる人は、絶対心当たりあるはず。
というわけで今日は、この「振動・騒音問題」をどうやって解決するか、僕なりにガチで検証した結果をお話しします。

結論から言うと、僕の環境では2000円以下で体感かなり改善できたので、ぜひ最後まで読んでいってください。ただ、同じ構成でも家によって効き方は変わるので、そこは先にお伝えしておきますね。
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なぜBambu Labは振動するのか?高速プリンターの「宿命」を理解しよう
高速=高振動という避けられない物理法則
まず、そもそもなんで振動するのかって話なんですけど。

Bambu Labのプリンターって、めちゃくちゃ速いじゃないですか。最大で500mm/sとか出るし、加速度も20,000mm/s²とかいうヤバい数字。この「速さ」が振動の原因なんですよね。

イメージしやすいように例えると、車で急発進・急ブレーキを繰り返してる感じ。乗ってる人は前後にガクガク揺れますよね?プリンターのヘッドやベッドも同じで、急に動いて急に止まるから、その反動でフレーム全体が揺れちゃうんです。

で、この振動がどこに行くかっていうと、机に伝わって、机の脚から床に伝わって、床から壁や柱を通って、下の階や隣の部屋に響いていくんです。だから自分の部屋では「ちょっとうるさいな」くらいでも、下の階では「ドンドン」って響いてたりする。これが厄介なんですよね。
木造住宅が「太鼓」になる問題
特に木造住宅だと、この問題がひどくなりやすいんですよね。

なんでかっていうと、木造の床って、根太と合板でできてるから、太鼓みたいな構造になってるんです。太鼓って、叩くと「ドーン」って響くじゃないですか。あれ、皮が振動して、中の空洞で音が増幅されてるんですよね。

木造の床も同じで、プリンターの振動を増幅して、下の階にドンドン響かせちゃうんです。木造の2階で3Dプリンター使ってる人は、これ結構深刻な問題だと思います。
マンションは「固体伝搬音」が敵
じゃあマンションなら安心かっていうと、これも別の問題があって。

コンクリートって硬いから揺れには強いんですけど、「固体伝搬音」っていって、振動が構造体を通じて隣の部屋まで伝わることがあるんです。

プリンターを壁際に置いてると、その振動がコンクリートを伝わって、隣の部屋で「なんか変な音がする」ってなることがある。これ、意外と盲点なんですよ。コンクリートは音を減衰させずに遠くまで伝える性質があるので、木造とはまた違ったアプローチが必要になってきます。
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実験開始!コーヒーカップの水面で振動をチェック
というわけで、僕なりにいろいろ試してみました。

判定方法は超アナログで、1階にコーヒーカップを置いて、水面が揺れるかどうかで判断しました。科学的な数値測定とかじゃなくてごめんなさい。でも、実生活で「揺れてるか揺れてないか」が一番大事じゃないですか。
検証①:何もなし(机に直置き)
まず最初は、机に直置きの状態。

これ、プリンター動かした瞬間に1階のカップの水面がプルプル揺れてました。もう完全にアウトですね。これが多くの人のデフォルト状態だと思います。
検証②:防振ゴムだけ
次に、よくある防振ゴムをプリンターの下に敷いてみました。

揺れは少し減ったんですけど、まだ微妙に波打ってる。うーん、惜しい!って感じでした。ゴムだけだと、振動は減らしてくれるけど、完全には止められないんですよね。
検証③:コンクリートブロックだけ
その次に、ホームセンターで買ってきたコンクリートブロックの上にプリンターを置いてみました。
[LINK: コンクリートブロック]

これはかなり効果があって、揺れはだいぶ収まりました。でも、「カツカツ」っていう高周波の音はまだ残ってたんですよね。重さで低周波の「ドンドン」は抑えられるんですけど、細かい振動は床に伝わっちゃうみたい。
検証④:サンドイッチ構造(コンクリートブロック+防振ゴム)
最後に、コンクリートブロックの下に防振ゴムを敷く「サンドイッチ構造」を試してみました。
[LINK: 防振ゴム]

これがね、僕の環境では大正解だったんですよ。1階のカップの水面、目視ではほぼ揺れが分からないレベルまで収まりました!
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なぜ「サンドイッチ構造」が最強なのか?難しい理屈を超シンプルに解説

じゃあ、なんでこの組み合わせが効くのか。めちゃくちゃシンプルに説明しますね。難しい言葉は使わないので安心してください。
重いものは揺れにくい(質量則)
まず、重いものって揺れにくいんですよ。

電車の中で立ってるとき、お相撲さんと普通の人、どっちが倒れにくいと思います?当然お相撲さんですよね。重いから、揺れに強いんです。

これを物理学では「質量則」って呼ぶんですけど、簡単に言うと「質量が2倍になれば、伝わる振動エネルギーは半分になる」ってことです。コンクリートブロックは10〜15kgくらいあるんですけど、これをプリンターの下に置くと、プリンターが「すごく重い地面の上にいる」と錯覚するんです。だからフレームの揺れが抑えられる。
でもブロックだけじゃダメな理由

でも、ブロックだけだと、ブロック自体の振動が床に伝わっちゃうんですよね。
ブロックは揺れを減らしてくれるけど、完全には止められない。コンクリートって実は「カン」って響くタイプの素材なので、高周波の振動はそのまま床に伝わっちゃうんです。
ゴムで「縁を切る」(デカップリング)
そこで、ブロックと床の間にゴムを挟むんです。

このゴムが、ブロックと床の「縁を切って」くれる。物理学では「デカップリング(切り離し)」って呼ぶんですけど、要するに振動がゴムのところで熱エネルギーに変換されて、床に伝わりにくくなるんですよ。
ゼロにはならないけど、かなり軽減できます。しかも、上にコンクリートブロックが乗ってることで、ゴムに適度な圧力がかかって、性能が最大限に発揮されるんです。これが「サンドイッチ」のミソなんですよね。
ゴムの選び方:「跳ねないタイプ」を選んで

ゴムの選び方もポイントがあって、普通のゴムだと跳ね返っちゃうんですよね。ボールみたいに。
だから「跳ねないタイプ」の防振ゴムを選んでください。「ハネナイト」系の商品とか、洗濯機用の防振ゴムが使いやすいです。硬すぎず柔らかすぎず、ショアA硬度で50〜70程度が適切と言われています。
あと、工業用の黒いゴムは長期間使ってるとフローリングに色移りすることがあるので、ゴムと床の間に紙やボール紙を1枚挟んでおくと安心です。
[LINK: 洗濯機用防振ゴム]
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要注意!A1/A1 miniユーザーが絶対やっちゃいけないこと
ここで一つ、超重要な注意点があります。

プリンター本体の足を柔らかいゴム足に変えるのはNG
「防振対策」って聞くと、プリンターの足を柔らかいゴム足に変えたくなりますよね?
ちょっと待ってください。

特にA1やA1 miniを使ってる人は要注意。この機種はベッドが前後にガンガン動くタイプ(Bed Slinger方式)なんですけど、足が柔らかいとプリンター全体がグラグラ揺れちゃうんです。

プリンター自体が揺れると、せっかくの振動補正機能(Input Shaper)が狂っちゃって、プリント品質が落ちることがあります。「静かになったけど、プリントがガタガタ」じゃ本末転倒ですよね。
なので、プリンターの足は純正のまま、下に敷くもので対策するのが鉄則です。
もし柔らかい足を試すなら、速度や加速度を大幅に落として様子を見てください。でも正直、それなら最初からサンドイッチ構造にした方が、速度も品質も両立できて幸せになれます。
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置く「場所」で効果が激変する!部屋の角がベストな理由
さて、ここでもう一つ超重要なポイント。実は、プリンターを置く「場所」もめちゃくちゃ大事なんです。

部屋の真ん中は最悪のポジション
部屋の真ん中って、実は床が一番たわみやすい場所なんですよね。

さっきの太鼓の例えでいうと、太鼓の真ん中を叩くと一番響くじゃないですか。それと同じで、部屋の真ん中に振動源を置くと、床全体を効率よく揺らしちゃうんです。トランポリンの真ん中でジャンプするようなもので、これは最悪です。
部屋の角・壁際がベストポジション
逆に、部屋の角や壁際は、柱や梁に支えられてて床が一番硬い場所なんです。

太鼓の端っこを叩いても、真ん中ほど響かないですよね。だから、プリンターは部屋の角に置くのがおすすめです。

これ、特に木造住宅だと効果が大きくて、同じ対策をしても置く場所が違うだけで、下の階への響き方が全然変わります。騙されたと思って試してみてください。
ただし、壁に近すぎると壁を通じて隣に伝わるケースもあるので、少しだけ(5cm〜10cmくらい)離すのがコツです。
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最終回答:僕の「防振・防音セットアップ」完全版

というわけで、現時点での僕の結論を発表します!
構成(下から順に)
| 階層 | 素材 | 役割 |
|:—:|:—|:—|
| 0 | 紙・ボール紙 | ゴムの色移り防止 |
| 1 | 防振ゴム(4点支持) | 振動を熱に変換して床への伝達を遮断 |
| 2 | コンクリートブロック(12kg〜) | 質量でプリンターの揺れを抑え込む |
| 3 | プリンター(純正足のまま) | Input Shaperの精度を維持 |
この順番が大事です。プリンターの足は純正のままでOK。これで「固体伝搬」、つまり床を通じて伝わる振動をかなり減らせます。
コスパ最強!2000円以内で完成

気になるお値段ですが、
– コンクリートブロック:ホームセンターで数百円
– 防振ゴム:千円くらい
合計2000円以内でできちゃいます。これで夜中のプリントがかなり楽になるなら、試す価値はあると思いませんか?
[LINK: コンクリートブロック]
[LINK: 防振ゴム]
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対策後に必ずやること:キャリブレーションの再実行
最後に一つだけ注意点。

対策を実施したら、必ずプリンターのキャリブレーション(振動補正)を再実行してくださいね。
設置環境の硬さが変わるので、振動補正の設定を更新しないと、対策の効果を100%発揮できません。Bambu Labの場合は「Device」→「Calibration」から「Vibration Compensation」を実行すればOKです。
これをやらないと、せっかくの対策が台無しになる可能性があるので、絶対に忘れないでください。
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まとめ:家族の平和を守る3つのポイント

今日のポイントをまとめます!
1. コンクリートブロック+防振ゴムの「サンドイッチ構造」がコスパ最強
2. プリンター本体の足は純正のまま(特にA1系は柔らかい足NG)
3. 置く場所は部屋の角が有利(床の剛性が高い)
この3つを覚えておいてください。
ちなみに今回の対策は「固体伝搬音」、つまり床を通じて伝わる振動がメインターゲットです。モーター音やファン音などの「空気伝搬音」には別の対策が必要なので、それはまた別の機会に!

「うちでもやってみた!」っていう報告、コメントで待ってます!みなさんの家族の平和を守るお手伝いができたら嬉しいです。

それでは、良き3Dプリンターライフを!

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