A1 miniの「反り」に悩むすべての人へ。PLAとPETGが化学的にくっつかない性質を利用した「異素材サポート」の仕組みと、スライサー設定の3つのコツを、身近なたとえでわかりやすく解説します✨
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冬のA1 mini、反りすぎ問題 😭

こんにちは、まーさんです!✨
今日はですね、皆さんが絶対一度は悩んだことがある「あの問題」について語りたいと思います。
そう、「造形物の反り(Warping)」です……!
特に冬。A1 miniって出しっぱなしの「オープンフレーム」じゃないですか。エアコンの風とか外気の影響をもろに受けて、気づいたら「角が浮いてる……!」なんてこと、日常茶飯事ですよね🤔
せっかく何時間もかけたプリントが台無しになると、まじで心が折れます……。
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純正サポートの実力、そして裏技

そんな中、Bambu Labから「Support for PLA」っていう専用素材が出てますよね。これを使うと、不思議なくらいソリがグッと抑えられるんです✨
「でも、ただのサポート材なのになんでソリまで減るの?」って不思議に思いませんか?

今日は、その「なぜひずまないのか?」という科学的なメカニズムの正体と、純正を買わなくても「汎用のPETG」を使えばもっと安価に、しかも強力にソリを抑え込めるっていう裏技の話をしたいと思います💪
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なんでPLAとPETGはくっつかないのか?
油と水のたとえ 🍳

じゃあ、なんでPLAとPETGはくっつかないのか。ここがめちゃくちゃ面白いんですけど、一番わかりやすいたとえは「油と水」です🤔
フライパンに油を敷いてから目玉焼きを焼くと、卵がフライパンにくっつかないですよね。あれと同じことが、PLAとPETGの間で起きてるんです。
分子の「性格の不一致」

もうちょっと科学っぽく言うと、プラスチックって分子の鎖がたくさん集まったものなんですけど、この鎖には「性格」があるんですよね。
PLAの分子とPETGの分子は、性格が合わない。人間でいうと「一緒にいても会話が噛み合わない2人」みたいなもんです。
科学の世界ではこれを「ハンセン溶解度パラメータ」っていう指標で測るんですけど、要は「この2つの素材、分子レベルで相性悪いですよ」って科学がお墨付きを出してくれてるわけです🤔
分子の握手 vs 手を引っ込める
普通、FDMの3Dプリントって、溶けた樹脂が前の層に触れたとき、分子の鎖がお互いにズルズルっと入り込んで「握手」するんです。だから冷えてもガッチリくっついてる。

でもPLAとPETGの間では、分子同士が「いや、あなたとは握手したくないんで…」ってお互いに手を引っ込めてる状態💪
だから冷えたらパキッと離れる。しかも冷えるときの縮み方も違うから、温度が下がると自然に「ペリッ」と剥がれてくれるんです✨
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A1 mini特有の制約を知ろう
80℃の壁 🔥

さて、ここからA1 mini特有の話。このプリンター、ベッド温度が最大80℃までなんです。
「え、80℃って熱いじゃん、十分でしょ」って思うかもしれないけど、ABSっていう素材は90〜110℃欲しい。つまり、A1 miniのスペックだと物理的に足りないんですよ🤔
お弁当 vs フルコース ─ 電力の話

なんで80℃が限界かっていうと、電源の容量です。
A1 miniの公称消費電力は150W。対して通常のA1は1300W。これ、たとえるならA1 miniが「コンビニ弁当」で、A1が「フルコースディナー」くらい違うんですよね。
150Wでノズルもモーターもベッドも全部動かすわけだから、ベッドに回せる電力には限りがある。だから80℃が天井なんです。
ちなみにこの内訳はBambu Labが公式に出してないので、あくまで推定ですけど、物理的な帰結としてはほぼ間違いないと思います💪
オープンフレーム ─ 冬に窓全開で暖房

さらに、A1 miniはエンクロージャーがない。これ、冬に窓を全開にして暖房つけてるようなもんです。
エアコンの風とか、人が歩いた微風でも、造形物の温度がガタガタ変わって反りの原因になる。密閉型のX1Cだと庫内を40〜60℃に保てるけど、A1 miniにはその機能がないんですよね🤔
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スライサー設定の3つのコツ ⚙️

異素材サポートをやるなら、3つだけ覚えてください💪
コツ① パージ量 ─ コップをすすぐ

コーラが入ってたコップにいきなり牛乳を注いだら、味が混ざって気持ち悪いですよね。ちゃんとすすいでから注がないとダメ。
ノズルも同じで、前の素材が残ってると次の素材に混ざっちゃう。特にPLAからPETGに切り替えるときは要注意です。
Bambu Studioの自動計算は「色移り」基準なので、異素材の場合はちょっと多めに設定するのが安全。まずデフォルトで一回刷ってみて、色ムラや筋が出たらパージ量を増やしていくのがおすすめです✨
コツ② Z距離をゼロに ─ ラップの上にシール

これが今日のハイライト。サポートと本体の隙間を「ゼロ」にする設定です✨
普通はサポートと本体の間に0.2mmくらい隙間を空けるんですけど、異素材なら、さっき言った通り分子が握手しないから、ゼロ距離でくっつけても化学的にくっつかないんです。
ラップの上にシールを貼るイメージですね。ピタッと密着してるけど、ペリッと綺麗に剥がれる。これやると、サポート面がビルドプレートみたいにツルッツルになります💪
ただし、フィラメントのブランドによってはゼロだとくっつきすぎることもあるので、そのときは0.05〜0.1mmくらい入れてあげてください🤔
コツ③ インフィルフラッシュはOFF ─ コンクリに発泡スチロール
「インフィルへのフラッシュ」は基本OFF。
これを有効にすると、パージすべき異素材がモデルの中身に入り込んじゃうんです。コンクリートに発泡スチロールを混ぜたような状態になって、強度がガタ落ちになるリスクがある🤔
飾るだけのモデルならまだしも、力がかかるパーツでは必ずOFFにしてください。
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コストの話 ─ 純正 vs 汎用PETG 💰
最後にコストの話。Bambu Labの純正サポート材「Support W」と汎用PETGの比較です。
Support Wは水溶性じゃない!

まず一つ大事なこと。「Support Wって水に溶けるサポート材でしょ?」って思ってる方、実はこれ違うんですよ🤔
水に溶けるのはPVAっていう別の素材。Support Wは「手でパキッと折って剥がす」タイプです。PLAベースで意図的に脆くしてあるんですね。
お値段の差は約3倍
お値段はSupport Wが6,000〜10,000円/kgくらい。汎用PETGは2,000〜3,000円/kg。約3分の1です。
しかもPETGは余ったら部品としても使えるから無駄がない。用途に応じた使い分けがおすすめです✨
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まとめ ─ 3行で覚える異素材サポート 🎯

① PLAとPETGがくっつかないのは「分子の性格の不一致」。油と水みたいなもので、科学的な必然です。
② A1 miniは80℃・150W・オープンフレームという制約がある。でも知恵と設定で攻略の余地はちゃんとある。
③ 設定のキモは3つだけ。パージ量を多めに、Z距離をゼロ付近に、インフィルフラッシュはOFF。
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制約があるから、工夫が楽しい

A1 miniってスペックだけ見たら制約だらけなんですけど、その制約があるからこそ、「じゃあこうしたらどうだ?」って工夫する楽しさがあるんですよね💪
制約があるから、工夫が楽しい。これがモノづくりの醍醐味だと僕は思ってます✨
今日の話が参考になったよ!って方は、ぜひいいねやフォローで応援してもらえると嬉しいです💪
ありがとうございました!🚀
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