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こんにちは。まーです!
前回は「よくあるトラブルと解決方法」をお話ししました。
今回は「光造形3Dプリンター」についてお話しします。
FDMとは違う方式の3Dプリンター、興味がある方も多いですよね。
ただ、今回は「正直な話」をさせてください。
私は仕事で光造形を使っていますが、家では使っていません。
その理由と、じゃあどうすればいいのかをお話しします。
この記事で分かること
✅ 光造形とは何か、FDMとの違い
✅ 光造形の現実(私の実体験)
✅ 私が家で光造形を使わない理由
✅ 他の人の事例(マンションで使っている人、健康被害を経験した人など)
✅ じゃあどうするか?提案
✅ 初心者はまずFDMからがおすすめな理由
光造形とは?FDMとの違い

FDMは、フィラメントを溶かして積み重ねる方式でした。
光造形は、液体のレジンにUVライトを当てて固める方式です。
レジンというのは、紫外線で硬化する特殊な樹脂のことです。
【光造形のメリット】
・精細度が高い(細かいディテールが出せる)
・表面がなめらか(積層痕が目立ちにくい)
・フィギュアやミニチュア、ジュエリーの原型に向いている
ネットで見る、すごくきれいなフィギュアは、光造形で作られていることが多いですね 🎨
光造形の現実(私の実体験)

私は仕事で光造形を使っています。
ElegooのJupiter SE、PhrozenのSonic Mega 8K、Sonic Mini 8Kなど、いくつかの機種を使っています。
正直に言うと…あまり好きではありません。
取り扱いがとにかく大変
・レジンは素手で触ってはいけない → ニトリル手袋が必須
・IPA(イソプロピルアルコール)での洗浄が必要
・洗浄後に二次硬化(UVライトで完全に固める)が必要
・サポート材の除去、研磨作業…工程がとても多い
・プラットフォームやバットの清掃も大変
・IPAが床にこぼれるリスクがある
・研磨作業では樹脂の粉が出る
匂いの問題
・レジンの匂いはかなりきつい
・換気が必須だが、換気しても匂いが残ることがある
・頭痛や吐き気を感じる人もいる
成功率の問題
・温度の影響を受けやすい
・印刷途中で割れる、プラットフォームに定着しないことがある
・剥離抵抗の問題なのか、原因がはっきり分からないことも多い
・FDMと比べて失敗が多い
正直、光造形はあまり好きではありません 😅
私が家で光造形を使わない理由

私は一軒家に住んでいて、妻と子どもがいます。
光造形を家で使わない理由は、汚れとリスクが大きいからです。
・レジンの匂い
・IPAの取り扱い
・樹脂の粉
子どもがいる環境で、これらを管理するのは難しい。
レジンは有害なので、子どもが触ってしまったら大変です。
仕事では、工場のような環境で使っています。
換気設備があって、作業スペースが確保されていて、家族がいない場所。
そういう環境だから使えるんです。
家庭環境では、現実的ではないと判断しました 🏠
他の人の事例

私だけの意見だと偏るかもしれないので、他の人の事例も調べてみました。
マンションで光造形を使っている方の話
・初日に光造形を動かしたら、家族から暴言・罵倒の嵐
・匂いがひどくて、真っ先に換気扇を購入
・自分で換気システムを作った
・防毒マスクも使用
・電気代は月1,600円くらい上がった
健康被害を経験した方の話
・レジンの臭いで咳き込むようになった
・防毒マスクを外して作業していた時期の影響
・「専用の部屋がないと自殺行為に等しい」という意見
・「庭に専用の倉庫があれば捗る」という声も
海外の事例
・「生活空間と同じ部屋で使うのは賢明ではない」
・「専用の部屋を設けるのがベスト」
・「夜間に印刷して、朝に回収・後処理する」という運用をしている人も
温度の問題
・冬場に失敗が多発する人がいる
・レジンヒーターを使って解決したという話も
私が経験している「温度の影響で失敗する」というのは、他の人も同じようです 🌡️
じゃあどうするか?提案

ここまで読んで、「光造形、大変そう…」と思った方も多いと思います。
でも、それでも光造形をやりたい人もいますよね。
光造形を使いたいなら、こういう環境が必要
① 専用の部屋、または隔離されたスペース
→ 生活空間と分けることが大前提
② 換気設備
→ 換気扇、ダクト、空気清浄機など(自作している人も多い)
③ 防毒マスクとニトリル手袋
→ 必須。毎回使う
④ 印刷中は別の部屋にいる運用
→ 夜間に印刷して、朝に回収するスタイルが現実的
⑤ 家族の理解
→ 匂いや危険物の取り扱いについて理解してもらう
⑥ 温度管理
→ 特に冬場は、レジンヒーターがあると失敗が減るかも
これらの条件を満たせるなら、光造形にチャレンジしてもいいと思います。
最初は安い機種で試してみて、自分に合うかどうか確かめるのがおすすめです。
環境が整わない人へ
無理に光造形を始めなくてもいいと思います。
代わりに、光造形の出力サービスを使う手があります。
・DMM.make
・個人で出力サービスをやっている方
データを送れば、光造形で印刷して送ってくれるサービスですね。
自分で機材を持たなくても、光造形の恩恵を受けられます。
「どうしてもフィギュアを作りたい」という方は、出力サービスを検討してみてください 📦
初心者はまずFDMから

このシリーズでは、最初からA1 miniをおすすめしてきました。
その理由が、今回の話で伝わったかなと思います。
【FDMのメリット】
・フィラメントは素手で触っても大丈夫
・洗浄も二次硬化も必要ない
・印刷が終わったら、プレートから外すだけ
・A1 miniなら、自動化も進んでいて失敗も少ない
【光造形のハードル】
・環境を整える必要がある
・後処理が大変
・成功率もFDMほど高くない
3Dプリンターの楽しさを知るなら、まずFDMから始めてください。
「3Dプリンターって楽しい!」という体験を積んでから、光造形を検討しても遅くありません。
光造形は「環境が整ってから」の選択肢です 👍
まとめ

今回は「光造形3Dプリンター」というテーマでお話ししました。
誤解しないでほしいのですが、光造形を否定しているわけではありません。
光造形には光造形の良さがあります。
精細度の高さは、FDMでは真似できません。
ポイントをおさらいすると…
✅ 光造形は精細度が高く、フィギュア制作に向いている
✅ ただし、取り扱いが大変(レジン、IPA、後処理)
✅ 匂いの問題、健康被害のリスクがある
✅ 成功率もFDMほど高くない
✅ 使うなら専用の部屋、換気設備、防毒マスクなどが必要
✅ 環境が整わないなら、出力サービスという選択肢もある
✅ 初心者はまずFDMから始めるのがおすすめ
向き不向きがあります。
環境が整わないなら、無理に始める必要はない。
出力サービスという選択肢もある。
そういうことを知った上で、判断してもらえればと思います 😊
次回は、シーズン2のまとめをお届けします。お楽しみに!
スキを押してもらえると嬉しいです 😊
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