A1 miniユーザーの皆さん、こんにちは!まーです👋
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突然ですが、Amazonでフィラメントを探しているとき、「ABS」という文字に惹かれたことはありませんか? 「高強度」「耐熱性あり」「しかもPLAより安い!」…なんて書かれていると、ついついポチりたくなりますよね。
「A1 miniは最新機種だし、設定さえ何とかすればABSもいけるんじゃない?」
そう思っているあなた。ちょっと待った!!!🛑
実は僕も昔、その誘惑に負けてABSに手を出し、部屋中を変な臭いで充満させ、スパゲッティのような失敗作の山を築いたことがあります…😭
今日は、そんな失敗を皆さんにしてほしくないので、「なぜA1 miniでABSを使ってはいけないのか」そして「代わりに何を使えばいいのか」を、分かりやすく解説していきます!
読めば必ず、無駄な出費とストレスを防げますよ。ぜひ最後までお付き合いください。
そもそも「上級素材」って何が違うの?

本題に入る前に、まず基礎知識からいきましょう。
PLAやPETGみたいな扱いやすい素材と、ABSやASAみたいな上級素材。何が決定的に違うのか。
難しい話は抜きにして、これだけ覚えてください。
キーワードは「縮み」です。
プラスチックって、熱で溶けると膨らんで、冷めると縮むんですね。これは全素材共通の性質です。
ただ、PLAやPETGは冷えてもほとんど縮まない。だから、ちょっとくらい風が当たっても、形を保ってくれます。
一方で、ABSやナイロンは、冷えるとギュッと猛烈に縮む性質があるんです。
これがどういうことかというと、3Dプリンターのベッドに熱々のプラスチックを貼り付けますよね。それが冷えた瞬間に「縮みたい!」って暴れ出すわけです。
で、ベッドにくっついてる力より、縮もうとする力が勝った瞬間、バリッと端っこが剥がれて持ち上がる。
これがいわゆる「反り(Warping)」の正体です。
上級素材っていうのは、要するに「縮む力が強すぎて暴れん坊な素材」なんですね。
なぜA1 miniでABSは「無理」なのか?🤔

結論から言います。A1 miniユーザーの99%にとって、ABSは不要です。 その理由は、精神論ではなく物理的なスペックの限界にあります。
理由は大きく3つあります。
理由① 温度が足りない🌡️

ABSをきれいに印刷するには、ヒートベッド(印刷する台)の温度を90〜110℃に保つ必要があります。沸騰したお湯と同じくらいの熱さですね。
しかし、A1 miniのスペック表を見てみてください。 最大ベッド温度は80℃です。
はい、20℃足りていません。🥶
80℃のベッドにABSを出しても、ABSにとっては「寒すぎる」んです。着いた瞬間に「冷たい!」ってなって、すぐ縮み始めちゃう。定着した瞬間に急激に冷えて収縮し、ベッドからペリッと剥がれてしまいます。
小物なら糊を塗って成功することもありますが、糊だけでは収縮力に負けることが多く、反りや剥がれが頻発します。
理由② 隙間風が天敵🍃

A1 miniは「オープン型」と呼ばれる、壁も屋根もない構造をしています。開放的でかっこいいですが、ABSにとってはこれが致命的です。
ABSは温度変化にめちゃくちゃ敏感です。 エアコンのそよ風、人が歩いた時の空気の動き…そんなわずかな「隙間風」が当たっただけで、その部分が冷えて縮みます。
するとどうなるか?
積み重なった層と層の間が「ピキッ」と割れるんですね。これを「層間剥離」と言います。
見た目は完成しているように見えても、指で押すとウエハースのようにパリンと割れる…そんな悲しい物体が生成されます。
理由③ 健康リスク(これが一番大事!)☠️

これが一番重要な理由です。
ABSは印刷中に「スチレン」というガスを発生させます。 独特の、プラスチックが焼けるようなツンとする臭いです。これ、有害なんです。
頭痛やめまいの原因になりますし、発がん性のリスクも指摘されています。
A1 miniにはガスを閉じ込める囲いもなければ、フィルターもありません。つまり、リビングでABSを印刷するのは、家族がいる部屋に有害なガスをまき散らしている恐れがあります。
換気なしで室内運用すると、VOCやにおい成分を吸いやすいので、特に小さなお子さんやペットがいるご家庭では、正直リスクが高すぎます。これだけでも「ABSはやめておこう」という十分な理由になりませんか?
「囲えばいいんじゃない?」という誤解📦

ここでよくある質問。「じゃあ、ダンボールや撮影ボックスで囲っちゃえばいいんじゃない?」
気持ちは分かります!でも、それはメーカー非推奨の危険な行為です。🙅♂️
A1 miniは、周囲の空気が自由に流れることを前提に設計されています。 基板やモーターの熱を自然空冷で逃がしているんですね。
A1 miniにも冷却ファンはありますが、「囲い+高温チャンバー」前提の設計ではありません。
これを無理やり箱で密閉して内部温度を上げると、逃げ場を失った熱で電子部品がオーバーヒートします。過熱して途中で止まったり、最悪は部品が焼き切れます。
Bambu Lab公式も「ABS/ASAなど囲いと高温が必要な素材は非推奨」と明記しています。
最悪の場合、故障や火災の原因にもなりかねません。 数千円のフィラメントを使うために、数万円のプリンターを壊してしまっては本末転倒ですよね。
正解はこれ!A1 miniユーザーの「3種の神器」✨

「えー、じゃあA1 miniじゃ丈夫な部品は作れないの?」 そうガッカリしないでください。ABSなんて使わなくても、もっと優秀な素材があります。
私が自信を持っておすすめする「3種の神器」がこちらです!
① PLA(基本のキ)🎨
- 用途:フィギュア、おもちゃ、複雑な造形物
- 特徴:とにかく印刷が綺麗!色も豊富。
- 見た目重視ならこれで決まりです。
3Dプリンター初心者がまず使うべき素材で、失敗も少なく、臭いもほとんどありません。
② PETG(実用派の救世主)🛠️
A1 miniユーザーにとって、エンジニアリング素材の正解はPETGで間違いないです。
- 用途:フック、ホルダー、車の内装パーツ
- 特徴:これがABSの代わりになります!
PETGは粘りがあって割れにくく、耐熱性も約70℃あります。真夏のダッシュボード直射日光以外なら、車内でも十分耐えます。
しかも、A1 miniの80℃ベッドで完璧に印刷できます。臭いもありません。特に層間が割れにくい傾向があるので、A1 miniとの相性は抜群です。
屋外耐久性についても、PETGは紫外線に結構強いんですよ。ただ、長期屋外運用ならやっぱりASAが本命です。PETGで屋外に設置するなら、日陰に置くとか、塗装して守るとか、定期交換前提にするのが安心ですね。
③ TPU(秘密兵器)👟
そして、「絶対に割れてほしくない」ものを作りたいなら、硬いABSより柔らかいTPUの方が優秀です。
- 用途:ドローンのパーツ、スマホケース、パッキン
- 特徴:ゴムのように柔らかい素材です。
「割れない」という意味では最強です。落としても踏んでも壊れません。 A1 miniなら、このゴム素材も驚くほど綺麗に印刷できます。
まとめ:適材適所でハッピープリンティング!🌈

というわけで、今日の結論です。
① A1 miniでABSは使うな!(温度不足・反り・有毒ガスの三重苦)
② 実用部品が作りたいなら「PETG」を使え!
③ 硬くて丈夫なもの → PETG、割れないもの → TPU、普通のフィギュア → PLA
この3つがあれば、作りたいものの99%はカバーできます。無理してABSを使う必要なんて、今の時代ほとんどないんですよ。
無理をしてABSと格闘するより、素直にPETGを使ったほうが、時間もフィラメントも精神衛生も守れます。
どうしてもABSが必要な時は?
もし、どうしてもエンジンの近くで使う部品を作りたいとか、10年以上屋外に置くものを作りたい、という時が来たら。
その時はA1 miniを改造するんじゃなくて、素直にP1SやX1 Carbonを買ってください。それは無駄遣いじゃなくて、安全にモノづくりをするための必要な投資です。
A1 miniは最高の入門機ですが、役割分担があります。無理をさせてはいけません。
それまでは、A1 miniとPETGの最強コンビで、安全に快適に3Dプリントを楽しんでいきましょう。
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